100年ふくしま。コラム

文具屋日記 No.3+ 薄井康利

小さな文具屋 No.3+店主の日々の思いや文具のお話

2020/03/27
006 まずは見た目優先。

文字を上手に書きたいので、日々左手で特訓中の者です。
今回もお付き合いの程お願い申し上げます。今回は「買い物」についての自論です。

もちろん皆さんは買い物が好きですよね。夕飯のおかずや消耗品の買い物ではなく、以前から欲しかった物を買いに行く、懐に余裕があるのでなんとなくショッピング、自分へのご褒美や大好きな人へのプレゼント選びなど。こっちの買い物の話です。

さて、皆さんの「買う」基準、優先するポイントはなんですか?
私は見た目です。まずは見た目優先。
文具屋ですのでボールペンでの例をあげると「あ!このペンのクビレが素敵かも」「このフォルムでこのカラーの組み合わせ良い」「あ!なんかかっこいい。かわいい!」など、まずは見た目から入ります。
次に価格、機能性の順番で購入するか否かを決める事が多いんです。これって皆さんそれぞれ違いますよね。価格、機能性、見た目の順番の方もいるでしょう。見た目が素敵なボールペンに目がいく、価格を見る、機能性を見る、納得して購入。もしくは、どこかを妥協して購入。少し高いけれども、見た目と機能性が良いので思い切って購入。

では、見た目の良さに惹かれてどんな機能性かもわからないまま、価格の高いボールペンを買ってしまったとします。持ち帰って実際に使ってみる。
「あぁ、やっぱりかっこいいなぁ。君、素敵だよ。高かったもんなぁ」
しかし、しばらく使ってみると「あれ?インクがかすれる。あれ?出なくなった。まぁ、替芯買えばいっか。え!?替芯こんなに高いの?1本800円!?」こんな事になるかもしれません。

そして私は結論に辿りついたのです。

「衝動買いと一目惚れって、似ている(笑)」

物も人間も見た目が全てではない。見た目に騙されてはいけない。
衝動買いしたボールペンを結婚相手に置き換えて考えてみて下さい。
ゾッとますね(笑)

ですが、こんな捕え方もあります。
現在、恋してる方もしてない方も、はたまたそんなの遠い過去の幻想だよって方も。誰しもが、いつでも何度でも恋が出来るって事です。

次回予告「恋…そして愛へ(笑)」

作 者
No.3+ 薄井康利


TOP

© 2020 100年ふくしま。コラム