100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2015/10/30
007 大きい窓?小さい窓?

省エネで快適な住宅は、冬に熱を逃がさず、夏に日射を遮ることが大変重要なカギになります。

住宅で最も熱の出入があるのは窓です。
なんとこの窓、冬場の暖房時に外に逃げ出す熱の約半分が出て行ってしまい、夏場の冷房時に外から侵入する熱の約7割が入って来てしまうのです!
せっかく暖房していても、せっかく冷房していても、窓からこんなに熱の出入があるなんてもったいないと思いませんか?
そこでおすすめなのが、熱の伝わり方がアルミの約千分の一である樹脂製の断熱ガラスの窓です。また、窓を小さく個数も減らし、確実に熱の出入を減らすのもおすすめです。そこで、リビングは明るい日差しが欲しいから大きな窓、寝室は寝るための部屋だから小さな窓と、部屋によって窓の大きさも考えてみましょう。そして、可能であれば廊下のトップライトを付けることも考えてみて下さい。

部屋に囲まれた暗い廊下もトップライトが一つあれば日中は照明なしで節電できますね。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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