100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2019/10/25
049 お客様のイメージと提案する側の相乗効果で、より素敵な住空間を!

先日、カーテンを選ぶので一緒にショールームに行って欲しいとご依頼を頂きました。「カタログを見れば見る程、分からない!」とのこと。

誰でも何かを購入する時は、これが良い!と感じた物を選びたいもの。そこで、まず、お客様には何もアドバイスせず、自由にカーテンを見て頂きました。お選びになったのはブラウンのプレーンな生地のカーテン。
「鈴木さんだったらどれを選びますか?」と聞かれてからご提案させて頂いたのは、同じブラウンでも光の当たり方によって質感が変化する光沢の入った生地のカーテンとフリンジの大きいタッセル。
レースのカーテンはショールームの方が提案されたシルバーの光沢ラインが入った物。ご自身で選ばれた物と質感が違うカーテンに驚きと新たな発見をされたご様子のお客様は「素敵ですね。これにします!」とお決めになられました。

カーテンだけでなく、住空間を提案する側としてお客様自身のイメージと共に、もっと良い物を提案したい気持ちを常に持っています。お客様のイメージと提案する側の相乗効果で、より素敵な住空間が出来ると良いですね。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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