100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2015/12/25
009 見た目より、やっぱり中身が大切! 中古の木造住宅物件の選び方

中古の木造住宅は価格がとても魅力的ですね。
しかしきれいにリフォームされた中古住宅には気を付けたいポイントがあります。
住宅の耐震性は1981年に新耐震基準(耐力壁について)が、2000年には耐震性に影響を与える改正(基礎・接合・耐力壁のバランスについて)がありました。

よって2000年以降の物件を選ぶことが一番です。また基礎にひび割れがないか、床下換気口が設けてあるかなどを外から見て確認してください。
可能であれば床下や屋根裏ものぞいてみましょう。そして快適な住まいは断熱性にとても影響されます。中古の住宅では断熱が不十分な家もあり、注意が必要です。
室内にカビの跡がないかチェックしましょう。カビが発生している場合、壁の中も腐っている可能性があります。
そして図面がきちんと存在しているか確認しましょう。筋交い等の耐力壁や断熱材についても、図面があればきちんと確認することが出来ます。

中古物件は価格も見た目も魅力的、でもしっかりと中身(耐震性や断熱性等)を確認しましょう!

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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