100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2017/03/31
022 屋根の「形」で外観デザインも、その後のメンテナンスも変わります!

新築住宅を進める中で、意外にも屋根の「形」で外観デザインが大きく変わります。

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軒が出ていない片流れ屋根はスマートな印象で、同じプランでも切妻屋根であれば一般的な住宅の印象ですね。
私も軒が出ていない屋根の方がカッコいいだろうなと多々思っていますが、実際には雨が直接外壁をつたってしまい何十年後かの外壁の汚れや、夏の強い日差しを遮るものが無いと言う省エネルギーの点を考えると、やはりお客様には軒の出ている片流れや寄棟のデザインのパースを提示することがほとんどです。
また雪の落ち方も合わせて考えましょう。
片流れの場合、一度に沢山の雪が落ちますので落雪のスペースがあるか、近隣の住宅に迷惑がかからないかなど。また玄関の階段に雨や雪が落ちて凍り、転倒するような危険を避けるため、玄関廻りは庇を付けた方がベストかと思います。

屋根は施工しやすいシンプルな形状で、デザインの他にも落雪やメンテナンス、省エネ等を合わせて検討して下さいね。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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