100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2019/06/28
045 梅雨が明ければ、暑い夏はもう目の前。 しっかり断熱&遮熱で猛暑対策を考えましょう!

ジメジメした梅雨。でも梅雨が明ければ暑い夏がやって来ます!
今回は断熱&遮熱で住宅の猛暑対策ポイントをお伝えしたいと思います。

①窓の断熱強化 : 家全体に入る熱を100%とすると窓から入る熱はなんと70%!そこで断熱性能の高い窓に変えることで気温の影響を最も抑えられます。特に、室内に入り込む日射熱を50%以上カット出来る樹脂窓+LowーEペアガラスが有効です。
②屋根と壁の断熱強化 : 室内を涼しく保つには断熱強化が有効です。屋根・壁から熱を入れない&室内の涼しさを逃がさないことが大切です。
③軒や庇で日射を遮る : 窓から入り込む熱が70%ですから軒を出して、日射が入り込まない工夫も必要です。日本古来の軒が深く、軒からのスダレは暑さへの最適な工夫ですね。
④空気の流れを作る : 特に1階から2階への空気の流れが大切です。天窓や高窓により住宅全体で上下階の通風も考慮出来れば良いですね。

新築住宅では、どんな遮熱性能の窓や断熱材が使用されるのか、またその断熱材の厚みはどの程度あるか、風通しの良いプランになっているのか確認して欲しいと思います。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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