100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2017/02/24
021「和室」は住まいに無くてもいい? やっぱり、あった方がいい?

住宅を新築される場合、和室を設けるか、設けないか悩む方もいらっしゃると思います。その和室も独立させるかリビングと併設させるかで、利用頻度と使い方も変わってきます。

我が家には和室はありません。
主人と「和室はいらないね」と言う話が出た結果です。
でも!住んで十年過ぎ今となって私は、和室が、畳が恋しくなる時があります。子供達が寝静まって、ホッとする瞬間、寝転びたい!くつろぎたい!でもソファーには主人がいるし、フローリングに寝転んでも固過ぎる。
ベッドで寝転んだら寝てしまう、まだ残っている家事があるのに。
そんな時、リビングに併設された和室があったら良かったなと思ってしまいます。

和室を独立させてしまうと、両親や友人が泊まりに来た時に使用しても、その頻度は年に数回。それ以外は物置と化してしまいます。
リビングに併設すればロールスクリーンや引戸を設け、普段はリビングと一体に、宿泊の際には別室として使用できます。
三十センチ程度の小上がりにすれば、また違った雰囲気になりますね。

和室を普段使いに、思いっきりくつろげる住まいを考えてみて下さいね。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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