100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2022/11/09
082 ボロボロになり始めた我が家、 でも少しだけ素敵に見せてくれるのは…

築15年以上経過した我が家…やはり経年経過で色々な箇所が劣化してきています。東日本大震災をはじめ、子供達が成長する日々の暮らしの中で劣化は仕方のないことです。

我が家を訪れた方からは「素敵なお家!」と言って頂き、社交辞令でもそう言って頂けると素直に嬉しいものですね。「15年以上も経過して色々な所がボロボロだよ」と言っても「そんな風に見えない」と。
夜だったから見えにくかったという理由もあったと思うのですが、一番は玄関にある樹木と照明効果だと思っています。年数の経過と共に樹木も3階建ての屋根に届きそうな程に育ちました。その樹木に照明を当てているのですが、その大きく育った枝や葉の影が建物に写り、夜に帰宅した時に「良い雰囲気だな」と感じることがあります。
夜に車の中から他の住宅を見ている時も、素敵だなと感じるお家は照明の効果が上手に計画されていますね。

現在、建築費の高騰があり中々外構計画も予算面で難しく感じますが、家族と共に成長する樹木と、照明の効果で大切な我が家を演出してみて下さいね。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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