100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2021/01/27
061 LDKで一緒に過ごす時間の共有が家族の繋がりを強くします。

我が家は毎日賑やかです。
小学生二人の男の子がいて、賑やかを通り越し騒がしい毎日です。

先日、上の子が学校で習ったからと初めて一人でキッチンに立ち、ほうれん草を茹でてくれました。負けじと下の子もボトルに生クリームを入れ、振り続けるとバターが出来るというおもしろい方法でバターを作ってくれました。
シンプルなほうれん草とバター…何気無い日常生活の中で、やはり家族の中心はLDKであり、LDKで一緒に過ごす時間の共有が家族の繋がりを強くするのであろうと、ふと感じました。

今、家での暮らしはとても便利になりました。どの部屋でもテレビやインターネットを見ることができ、携帯電話があり、家での時間は、家族との共有の時間よりも個々に過ごす時間の方が長くなっているかもしれません。
しかし子供と過ごせる時間は進学や就職、結婚や転勤等により永遠ではありません。だからこそLDKで過ごす時間が大切だと感じています。
居心地が良いLDKがあれば自然と家族は集まります。そんな空間をこれからも設計して行きたいと感じています。

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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