100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2018/05/25
034 小屋裏の空間を上手く利用して、伸びやかな広がりのある住宅を!

小屋裏とは天井と屋根の間の空間のことです。
この空間を上手に利用すると伸びやかなとても広がりのある空間になります。

小屋裏=収納と考える方も多いと思いますが、それでは勿体ないと思うのです。
部屋の天井を平らにせずに、屋根の勾配(傾き)に沿って天井を張って行きます。
その空間がリビング・ダイニングだったら、とても広々と伸びやかな間取りになりますね。構造体である梁も見せて、デザイン性も高くします。そして一部、ロフトも付けてあげれば子供達の絶好の隠れ家に大変身です!
ロフトは女性の目線で考えると「昇り降りが大変」「掃除が面倒」などデメリットの意見が多く聞かれます。
しかし梯子を昇って上がるロフトは、魅力的な空間だと思うのです。小屋裏空間を利用しているロフトですから、天井の高さは低くなります。しかし秘密基地の様な感覚で、お父様の趣味のコーナーや子供達の隠れ家、寝る場所など、ワクワクする空間の使い方が出来ると思っています。

小屋裏の空間を上手く利用して、伸びやかな広がりのある楽しいプランを考えてみませんか?

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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