100年ふくしま。コラム

いい家って何だろう 一級建築士 hana 鈴木千寿子

一級建築士 hanaの鈴木さんと考える、家づくりのアイデア

2020/08/04
056 お気に入りの物を身近に、 大切にされたいと言う想いを住宅へ…

素敵な雰囲気のご夫婦が住むご自宅の、間取りから変えるリフォームにお声掛け頂きました。

どんなイメージをお持ちかお伺いした際、奥様から一番に「ウィリアム・モリスのカーテンを掛けたいの」とのご要望が!
「役に立たないものや、美しいとは思わないものを家に置いてはならない」
と明言を残した19世紀イギリスを代表するデザイナーであり、「モダンデザインの父」と呼ばれるウィリアム・モリス。
似たデザインのカーテンを一度は掛けては見たものの、本物のデザインではないと心が納得出来ず、カーテンを楽しめなかったとおっしゃっていた奥様。だからこそ、今回の家では必ずウィリアム・モリスのカーテンを掛けたいとのこと。

私はその奥様のご要望に強く共感しました。
お気に入りの物を身近に、大切にされたいという想い。
草花や樹木をモチーフとしたウィリアム・モリスのデザインカーテンには、クラシカルでエレガントな空間が似合うなと私の頭の中で広がって行きました。

新しい住宅をお考えになってみたとき、皆様の一番の譲れないポイントは何ですか?

作 者
一級建築士 hana 鈴木千寿子

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