100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2013/10/25
005 噛めない入れ歯も必要?

みなさんは『入れ歯』というと、『ご飯を噛むために口に入れる歯の代替品』、そんなイメージがありませんか?
その通りなのですが、『噛む』ためだけではなく、『飲み込む』ためにも入れ歯はあった方が良いのです。

食べ物の通り道と呼吸する空気の通り道は、途中まで同じなので、飲み込むときに空気の通り道にふたがされます。
ふたは、喉が筋肉で引っ張りあげられて閉じるのですが、下顎が固定されていないと上手くいきません。
その下顎を固定するために、奥歯の噛み合わせ(入れ歯)が必要なのです。

歯がない人は、赤ちゃんと同じように舌を歯ぐきで挟むことで、固定して飲んでいるのですが、奥歯の噛み合わせがない人は、ある人よりも食べ物や水分が気管に入りやすく(1.7倍以上)、体力が落ちた人だと肺炎になってしまう事もあります。
肺炎は高齢者死因の第1位です。
その予防に入れ歯も必要だという事を知っていただければと思います。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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