100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2019/11/29
068 歯にかかる力のコントロール

皆さんは、寝ている時に歯ぎしりをしますか?
音が出ていないからと安心してはいけません。
程度の差はありますが、実は、ほとんどの人が歯ぎしりをしているのです。

歯ぎしりの時に歯にかかる力は体重の2倍と言われています。
音がしないため気づきにくい食いしばりも一緒です。
中でも、力が一番かかるのは奥歯です。
歯の平均寿命を診てみると、奥歯は50歳前半と一番短くなっています。
歯ぎしりをすると、奥歯に横に動く力がかかるので、ダメージを受けやすいのです。
歯を長持ちさせるには、虫歯や歯周病の治療だけでなく、咬む力のコントロールが必要だと思いませんか?
歯ぎしりや食いしばりは無意識に行っていることが多いので、止めることは難しいですが、マウスピースを作る事で歯にかかる負担を軽減する事は出来ます。
食いしばりは歯に悪いだけでなく、頭痛や顎関節症、肩凝り等の原因にもなりますので、朝起きた時にすっきりしない人は、歯医者さんに相談してみてはいかがでしょうか?

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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