100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2016/02/26
027 廃用(はいよう)予防でいつまでも元気に

皆さんは廃用症候群という言葉を耳にした事がありますか?
廃用症候群は、過度の安静や活動の低下から、身体機能や精神機能が低下した状態をいいます。

筋力低下、関節が固まる、骨粗しょう症、立ち上がった時のめまい、むくみ、床ずれ、便秘、尿便失禁、低体温症、うつ、食欲不振、睡眠障害、認知機能低下、尿路感染、脱水など様々な症状があります。

過度の安静によって廃用症候群は引き起こされますが、栄養が取れていなくても筋肉が減少し、同じ症状があらわれてきます。
『入院して帰ってきたら寝たきりになってしまった』のほとんどは廃用症候群が原因です。
寝たきりの姿勢では1週間で10~15%、3~5週間で約50%の筋力低下がおこるといわれています。

予防のポイントは毎日の食事と運動、そしてお喋りです。食事はカロリーだけでなく、『たんぱく質摂取』を心がけましょう。
簡単な運動でもよいので『筋肉を使うこと』を意識しましょう。
みんなで『楽しくお喋り』しましょう。
そして、廃用を予防し、いつまでも元気でいましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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