100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2020/11/06
079 歯周病と認知症・全身疾患

最近TVでアルツハイマー型認知症悪化の原因に歯周病が関わっていると放送されました。
『歯がないから歯周病にはならない』と考える人がいるかもしれませんが、歯がなくなる原因の多くは歯周病です。

歯がなくなった(噛めなくなった)場合の認知症リスクは、脳への刺激や脳血流減少によって上昇します。アミロイドβというタンパク質が脳に沈着する事がアルツハイマー型認知症の原因とされています。
歯周病原菌はそのタンパク質を作り、それが血流に乗って脳まで運ばれることが原因ではないかと言われているのです。

その他にも、血管に炎症を起こす物質も作り出すので、脳梗塞、心筋梗塞等の循環器系の病気の誘因となります。さらに、糖尿病も悪化させます。
歯周病を予防し、歯を維持する事は、認知症だけでなく、全身疾患の予防にもつながるのです。

歯周ポケット内の細菌は3か月程度で悪玉菌が増えやすくなり、ポケット内の洗浄は専門的な道具が必要です。3~6か月毎に歯周病予防を行い、健康を維持しましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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