100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2014/09/26
013 歯みがきが認知症予防になる

歯みがきを1日1回しかしない人は、1日3回した人と比べ、認知症を発症する可能性が65%も高くなることがわかりました。
さらに、アルツハイマー型認知症になった人のほとんどが歯周病にかかっていたこともわかっています。
そのため、歯周病原菌による脳の炎症や神経損傷がアルツハイマー型認知症と大きくかかわっていると考えられているようです。

歯周病の一番の予防は歯磨きで、健康を維持するためにも歯磨きは必須です。
という事は、自分で歯みがきが出来ない要介護高齢者に対しては、介護者の歯磨きが必須という事になります。

体が不自由になったり、痛みがあったりすると口の中を忘れがちですが、そんな時こそ、歯磨きです!
毎日の口腔ケアや入れ歯の使用が認知症のリスクを減らすことで、健康を維持し、後の介護負担の軽減にまでつながります。
うがいや、入れ歯洗浄剤だけでは、口の中も入れ歯も綺麗にはなりません。
必ず擦る事が必要です。
もう一度口の中に目を向けてみませんか?

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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