100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2021/07/30
088 フレイルになる前に

フレイルという言葉を聞いたことがありますか?

フレイルは虚弱や脆弱といった意味で、正常ではないけれど機能障害でもないといった『機能低下状態』を表し、
①社会とのつながり → ② 生活範囲 → ③ 心 → ④ 口の機能→ ⑤ 栄養 → ⑥ 体
の順に低下していくとされています。
どこかでストップしないとドミノ倒しのように体が弱ってしまいますが、適切な治療や予防を行うことで進行しない可能性があります。

● 体重減少
● 疲れやすい・何をするのも面倒だと週に3・4日以上感じる
● 歩行速度の低下
● 握力の低下
● 身体活動量の低下
以上の5つの内、3つ以上当てはまればフレイルと診断され、2つでもプレフレイルとなります。

コロナの影響もあり、①②での改善がむずかしくなり、個人的には④⑤でストップできればと思っていますが、歯科では機能低下予防の考えが、歯医者・患者の両者で浸透していません。

身体的なフレイルになる前に、しっかりと予防し、いつまでも健康で長生きしましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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