100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2018/01/26
048 虫歯と再石灰化

口の中にはたくさんの細菌が住み着いています。
その中でも歯に付着する能力を持ち、酸を作り出す菌が虫歯菌と言われています。

虫歯菌は、擦らないと取れない膜に守られながら歯に付着し、生きていくための老廃物として酸を作ります。
その酸が歯を溶かしているので、歯磨きが不十分だと虫歯になります。
虫歯は細菌が直接歯を壊すわけではなく、酸が歯を溶かしてできるのです。
酸は歯に付着していない菌も作り出します。

実は、食後10分程度で口の中全体は酸性になり、食事のたびに歯がとけているのです。
その後20分位経つと唾液で酸が薄まり、唾液の中のカルシウムが歯に取り込まれ、溶けた部分を埋めて約60分後に元に戻ります。
これが再石灰化です。

カルシウムの代わりにフッ素が取り込まれると、歯が溶けにくくなるので、虫歯予防にフッ素が有効と言われています。
歯がとけていない状態でフッ素入り歯磨きを使っても歯に取り込まれないので意味はありません。
頻繁に食べたり飲んだりする人は、再石灰化の前に再び溶け始めてしまうので、歯がもろくなります。
飲食は時間を決めて取ることも虫歯予防になります。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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