100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2018/05/25
052 本当は怖い口呼吸

皆さんは鼻と口のどちらから呼吸をしていますか?

普段は意識しないと思いますが、口呼吸は鼻呼吸に比べて様々な病気のリスクがあることをご存知ですか?
アトピー性皮膚炎、喘息、中耳炎、慢性副鼻腔炎、扁桃腺が大きい、歯周病、むし歯、口腔乾燥、唇が荒れる等、これらに続発するものを含めるとさらにたくさんあります。

口呼吸をしている人は、鼻からだけでは呼吸が苦しいので自然と口を少し開けて息を吸い込みます。
鼻が詰まった時などは口呼吸になりますが、その時に口を閉じたら息ができませんよね。
口呼吸には様々な弊害がありますが、口呼吸にならざるを得ない原因があるのです。

小児の原因は単純です。鼻の通りが悪いのです。
高齢者では鼻毛等で詰まっている事もありますが、小児は鼻の成長が悪く空気の通り道が狭いのです。
狭い鼻腔での呼吸は、ストローで呼吸し続けるようなものです。

狭い鼻腔→口呼吸→病気リスク上昇は人生を左右します。
お孫さんやお子さんは大丈夫ですか?

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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