100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2014/01/31
008 歯科治療は骨粗鬆症の薬を飲む前に!!

骨粗鬆症とは、骨量の減少や骨の劣化によって、骨折の危険性が増した状態をいいます。
足の骨などが折れてしまうと、寝たきりになってしまう場合が多いので、骨粗鬆症を予防することはとても大切なことです。
ですが、骨粗鬆症の薬は、顎の骨を壊死させてしまう事があるのをご存知ですか?

歯は骨に埋まっています。そのため、歯周病や抜歯、歯の神経治療などによって骨にダメージが加わると、そこから骨が壊死してしまう事があるのです。

骨粗鬆症の薬を使い始める前に、抜歯など、骨にダメージが加わる歯科処置は終わらせ、服薬中は歯科医院での定期的な口腔管理が勧められています。
どうしても歯科処置が必要なときは、薬を一時中断する事もありますが、内服期間が3年未満であれば止めずに処置を行う事もあります。
骨粗鬆症を予防しながら、骨の壊死も防げたら一番良いと思いませんか?

『たぶん(やらなくても)大丈夫=もしかしたらアウト』です。
いつ薬を使い始めても大丈夫なようにお口の中を整えておきましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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