100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2019/09/27
066 よく噛んで脳を活性化

噛むことで脳が活性化する事をご存知ですか?

『噛む』は運動なので、筋肉を使います。
頭の横の筋肉や頬の筋肉など、大きい筋肉を使うので脳の血流が増え、活性化するのです。
また、歯ぐきへの歯ブラシの刺激も脳血流を増加させるという研究結果もあります。
特に上顎の硬い部分や上顎前歯の裏側に刺激を与えると効果が高いと言われています。

その他にも、『噛む』事で幸福感を感じるセロトニンという脳内物質が分泌されたり、リラックス効果を得られたりと『噛む』には良いことが沢山あります。

食事をよく噛んで食べる事は、成人病予防にもつながります。
一口50回以上噛んで食べた場合、食事時間は2倍になるが、茶碗1杯少ない量で満腹になるという報告があり、暴飲暴食を予防できるからです。

食事をよく噛んで食べることはもちろんですが、脳を活性化させるためにはガムなども効果的です。
スポーツ選手がガムを噛みながら試合をしているのは、リラックス効果と集中力UPが期待できるからです。
皆さんも試してみてください。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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