100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2020/03/27
072 咬み合わせの調整は必要?

今回は少し専門的な話になってしまいますが、咬み合わせの調整をされたことはありますか?
虫歯でもないのに歯を削るなんてとんでもないと思いますよね?

長年使い続けてきた歯は、すり減ってきます。
歯がすり減ると咬み合わせが低くなり、だんだんと違うところがぶつかってきます。
その結果、歯に余計な力がかかってしまい、痛みがでたり、歯が欠けたり、なかには折れてしまう事もあります。

例えば、下顎を左にずらして噛むと、左の上下の歯が先に接触して、右は噛まなくなります。噛まないのが正常なのですが、咬み合わせが低くなると、左にずらしても右も接触するようになってしまうのです。

特に奥歯は力がかかりやすいので、ダメージを受けやすいと言われています。
歯が折れてしまうと、最悪の場合、抜歯です。
歯を維持するためには、虫歯でなくても咬み合わせの調整が必要な事もあるのです。

賛否両論あると思いますが、歯を削るのを惜しんで、抜歯になってはもったいないと思いませんか?

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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