100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2022/01/28
093 『食べる』ための五感

皆さんは『食べる』を意識したことがありますか?

食べるためには、食べ物を認識し、その食べ物に適した食べ方をしなければなりません。プリンをおせんべいのように咬みませんよね。おせんべいを吸う人も、熱いお茶をがぶ飲みする人もいません。私たちは経験から、無意識に、食べ物を認識し、食べ方を決めているのです。

私たちは、食べ方を決めるのと同時に、味の予測もしています。過去の経験や、色彩から味を想像するのです。
かき氷は色と臭いが違うだけで、味はすべて同じなのはご存知ですか?色と見た目が違えば、違う味に感じますよね?鼻をつまんで、かき氷を食べると、すべて同じだとわかります。

味がしないと食欲はわきません。高齢になると、味覚も低下するので、色彩などの見た目や臭いが、食べるために重要になってきます。食べ物を認識する力があり、臭いを感じ、味を予想して、初めて美味しく食事ができるのです。
五感は集中する事で感度が上がります。食事を食べる時は食事に集中して、おいしく食べましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

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