現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2015/04/24
020 要介護になる原因は？

介護が必要になる原因の第一位は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などの脳血管障害で、約3割を占めます。
前期高齢者（65～74歳）では約半数が、後期高齢者（75歳以上）では約2割が脳血管障害になっています。
後期高齢者では、脳血管障害よりも多いのが転倒 ・ 骨折や高齢による衰弱です。3割以上の方がこれにあたります。

年齢によって要介護状態になる原因が違うということは、その予防方法も年齢によって違うということになります。
74歳までは高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を防ぐ事が予防になります。メタボ検診なども予防のひとつですね。
75歳以上では筋力低下による転倒 ・ 骨折や衰弱を防ぐために、十分な栄養摂取と、運動が予防となります。ですが、体重が毎月落ち続けていたら要注意です。栄養が取れていないのに運動だけ行うと逆効果になる事もあります。
十分な栄養を取るためには、噛む事が必要になりますので、口の中の環境を整える事も、要介護にならないためには必要となってきます。

高齢者は本当に「歯がいのち」なんです。
口の環境を整え、いつまでも健康を維持しましょう。

Tag：介護, 歯科, 訪問歯科, 高齢者
作者：歯科医院美緒 園田正人

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