現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2015/09/25
023 上顎の成長不良について

突然ですが、皆さんは鼻で呼吸ができていますか？
もし、鼻で呼吸がしにくければ、それは、上顎の成長不良が原因かもしれません。

最近では、8割の子供が上顎成長不良だといわれていますが、その症状は、小児ぜん息や扁桃腺肥大、中耳炎、いびき、姿勢が悪い、食事が遅い等様々です。

上顎の成長が悪いと、副鼻腔炎や中耳炎になりやすくなります。
また、口で呼吸をするので、扁桃腺が腫れやすく、歯並びも悪くなります。食事の時は噛みながら呼吸をして、話もしなければなりません。
歯科治療の時はもっと大変で、口に水がたまるので呼吸ができません。
鼻で息ができないということは、大変なことなのです。

上顎の成長不良は食生活が原因で、経過を診ていても改善することはあまりありません。
上顎骨成長のピークが小学校低学年以降なので、それ以前の食生活がとても大事になってきます。
小さい頃の『噛む』が大人になってからの『噛む』を作りますので、しっかりと硬いものを噛むようにしましょう。

Tag：上顎, 歯科, 訪問歯科
作者：歯科医院美緒 園田正人

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