100年ふくしま。コラム

現代人は歯がいのち 歯科医院美緒 園田正人

訪問歯科の分野から、健やかな生活のために。

2016/12/30
035 認知症と高血圧症

日本には1,010万人の高血圧症患者さんがいます。そして、高血圧症の人は認知症になりやすい傾向があります。
血圧をコントロールすることで認知症リスクを減らせるという結果は出ていませんが、高血圧が脳にとって良くない事は明らかです。

高血圧症の治療開始時期に関しては『45歳くらいから血圧をコントロールしていれば、認知症リスクを軽減できる可能性は高いが、高齢期からの治療は逆に有害となる危険性もある』と言われています。

『よく噛む』事は高血圧症予防に有効だと言われています。
高血圧症患者さんは基本的に早食いの人が多く、味を感じにくいため濃い味を好むようになります。
高血圧症予防に減塩は有名ですが、よく噛むことで味が口の中に広がり、結果として減塩になります。
一口量を少なくし、30回以上噛んで食べることで、高血圧症と認知症を予防しましょう。

作 者
歯科医院美緒 園田正人

現代人は歯がいのち もくじ

TOP

© 2020 100年ふくしま。コラム